貼り紙勉強法で宅建=宅地建物取引士に合格、その手法とは
はじめに 家中を貼り紙だらけにして合格した宅建
今回は、宅建=宅地建物取引士に合格した、SMさんの勉強法をご紹介します。
もともときれい好きで、家の中に貼り紙なんかあることが許せなかったといいますが、それを逆手にとった勉強法とはどのようなものだったのでしょう。
以下は、ある種、壮絶ともいえるその勉強法を、お寄せいただいたそのままご紹介します。
シンプルライフを覆す、宅建=宅地建物取引士の貼り散らかし勉強法
私は、シンプルに生活するのが好きな方なので、壁や廊下に張り紙がしてあるは大嫌いでした。美意識として絶対に許せなかったんです。
ですので、あえて廊下、リビング、パソコンの前、トイレにも覚えたい部分のコピーを貼り散らかして置きました。
ベラッベラなっていて本当に嫌だなと思いながら、合格したらいっぺんに剥がしてやる!と思って勉強に励みました。
私は通信教育で宅建=宅地建物取引士を目指していました。この勉強法は、通信教育の授業の中で、先生がお勧めとして挙げていたものの一つです。
何個もあったのですが、一度試験に不合格だったのでもうやれる事はなんでも試してみようと思って挑戦しました。
年始の子供の書き初めの時に筆を借りたら楽しくて、いちばん最初は、案外上手く「合格」が書けたので、それを貼りました。
自分の字の「合格」が一番効いた気がします。もう、自制して勉強するしかなくなります。
普段はやりたくない気持ちが勝りますし、できない理由なら山ほどあるわけです。でも、この貼り紙の儀式以降は。自分の意志を再確認して「よし頑張ろう」と思いました。
このあとは、一日二時間程の勉強時間で、半年かけて合格しました。
宅建=宅地建物取引士に合格する貼り散らかす勉強法とは? 家族のイベントにするとは?
まず自分で書いた「合格」の文字は自分が一番勉強する机の真正面に貼りました。自制が利かない時に、自分の字の効果が強い事強い事。自分の字に何度も助けられました。
それからは、絶対に半年で剥がしてやるからなと思いながら覚えるための紙を貼っていきました。張り紙は貼ってあるだけではなく、通る度に目に入れる様にしました。
忘れてしまう事が嫌だったので、少しの瞬間も「あぁこの部分どうだったかな」と自分で考える機会を作っていました。
ここに貼っていたなと、思い出しては貼り紙まで移動。ずっと座っているよりはいい運動にもなりました。
張り紙も常に同じ物ではなく、覚えてきたなと思えば目の付きにくい場所に張り替えたりして、トレードしながら隙間時間に情報を取り込む様にしていました。
何度も間違える、いつまでも覚えないものは目立つ場所にずっと貼ってありました。
そして、トイレにいる夫に「問題出して!」とお願いしたりして、自分では意識していなかったり、覚えていたと思い込んでいた場所を教えてもらったりして協力してもらいました。
この家族に協力してもらうのも大きかったです、自分も教えるつもりで説明したりして良い勉強になりました。
また、これだけではなく、通信教育の先生の声はiPhoneでいつでも再生できるようにしていました。
正直、先生の音声(授業)も聴きたくなくて音を出していても全く脳に届いていないことも多々有りましたが、そう言う時は、授業とは関係のない小話が盛り込まれたお気に入りの所を聴いてから、聴かなければいけない所を聴いていました。
家族でいる時に、たまたま間違って勝手にiPhoneで音声が再生され、みんなで心霊現象(お経が流れていた様に聴こえたので)に怯えましたが、その後何度も勝手に再生されてしまっていた事があるのですが、怯えたのは初回だけでした。
それから、先生の講習の覚える箇所をわざとお経の様に読み上げて家族に聞かせていたら、以外と覚えられました。
自分でばかばかしくて楽しい気持ちで取り組んだのだと思います。
そしていよいよ合格通知。ここぞとばかりに、家中の貼り紙を剥がして、ほんとうにすっきりした気持ちになりました。家族みんなでお祭りのように剥がしまくりました。
貼り紙勉強法としての効果ももちろんあるのですが、何か家族でイベントを共有している感覚があり、楽しみながら勉強できたと思います。半年間、ハロウィンのような飾り付けが家中に溢れていたような妙な感覚でした。
この勉強法のメリット・デメリット こんな人におすすめ!
通信教育の最大のメリットは自分の管理した時間で進められる事です。通う時間ももったいないですし、仕事をしていたらなかなかまとまって授業を受ける時間は取りにくいです。
デメリットはいつでも投げ出せるところです。
まじめにコツコツできる方にはお勧めです。
少しでも「できるかな」と不安に思うくらいなら手を出さない方が良いと思います。
通信教育でも7万円ほどかかりますし、諦めたらその金額を捨てる様な物です。ストッパーは無いのです。教室に通うとなれば、同じ立場の生徒や、目の前の先生が大きなストッパーになり、応援になると思います。
宅地建物取引士 SM 女