京都薬科大学に教える勉強法で合格。その勉強法の詳細とは?
はじめに 自分も勉強になる、人に教える勉強法
今回は、人に教える勉強法で京都薬科大学に合格したO.D.さんの勉強法をご紹介します。
教える相手をタイプ別に3つに分けて、その全てを自分の勉強に活かしたのは素晴らしいセンスだと思います。
以下は、ご提供いただいた勉強法を、そのままご紹介しています。
人に教えつつ、自分も勉強になる!
教える勉強法とはその名の通り、友人などに教えるということです。友人に教えるためには自分の中できちんと理解していないといけません。
また理解してても想定外の質問がくることがあります。しかし、その予期せぬ質問により自分の理解が深まったり、説明していくなかで知識が整理されます。
こうすることにより人に教えつつ、自分も勉強になるのです。
私はテストの点数が元々悪くなく、自分では理解しているつもりでした。
しかし、高校3年生になって友人に質問されたときに、問題は解けるのに原理を理解していなかったので、友人に質問にうまく説明することができないことがありました。
質問されると自分の中で知識が整理されるんじゃないかと思って以来、質問を受け付けるようになりました。
質問を受け付けるようになってから、実力テストの点数が良くなりました。特に数学、化学は偏差値50後半から72まで伸びました。
高校3年生の6月から2月まで毎日質問を受け付けました。そのあいだ1日約1人教えていました。
京都薬科大学に合格した教える勉強法を具体的に
勉強を教えるということですが、教える相手には全然勉強ができない人と勉強ができるけど何故かつまずく人、勉強ができる人の3パターンがあります。
勉強が全然できない人に教えるときには基礎の基礎から教える必要があります。そのため、例えば数学の公式を教えるときでも何故この公式が導かれるのかを教える必要があります。
このときに自分も公式を導くので、単なる暗記ではなくしっかりと理解された公式の覚え方になります。
また、勉強ができるけど何故がつまずく人に勉強を教えるときには、勉強の内容の流れが大事になります。
というのも、そういう人は単元ごとの内容は理解していても、単元と単元のつながりが理解していないことが多く、総合的な観点から教える必要があります。
なので問題を解くときに使った知識を1つずつ教えることで、相手は理解してくれます。また、自分の中でも「とっさにこの知識をつかったけど何故こう考えたのか」と考えることができるので、知識が非常に深まります。
そして、勉強ができる人に勉強を教えるということですが、そういう人に教える場合は難しい問題が対象になることが多く、相手がどう考えているのかが分かるので、自分にとっても勉強になります。
人に教えるということは相手ありきの勉強になります。なのでやろうと思ってすぐにできる方法ではありません。
ただ、人に教えるのは友人だけが対象とは限りません。親に知識を披露するようにして今勉強していることを教えてみるのもいいでしょう。
また先生に質問するときに「何故こうなるの?」と質問するのではなく、「こういう理由でこう考えられるのですが、どう思いますか?」と説明しながら質問することで、自分の知識が整理されるとともに先生にとっても疑問点が明らかになるので、相乗効果になります。
まずはどんな人でもいいので教えるということをやってみませんか?
この勉強法のメリット・デメリット
人に教えて勉強するということは以下のメリットがあると考えています。
①自分が分かっているかの確認になる
②何でこのように考えたかということが明確になる
③説明していく中で知識が整理される
④質問されることで新しい知識が得られる
実践してみるとわかるのですが、教えるには準備が必要になります。なんでこう考えたのだろうと自分の考えを整理するのも時間がかかります。けど確実に力になるので、時間をかけてしっかりと勉強したい人におすすめです。
京都薬科大学 O.D.