税理士試験の勉強法 自分の声を聞きまくる&暗記サイクル管理で合格

5月 16, 2018

はじめに 自分の声を録音してひたすら聴きまくる暗記方法 暗記サイクルを管理せよ!

税理士試験、特に財務諸表論に効果を発揮した勉強法を、Y.S. さんからご提供いただきました。

理論テストの暗記科目に大きな効果を発揮する勉強法だということですので、興味のある方は導入を検討してみて下さい。

以下は、録音した自分の声を聞きまくる税理士試験の勉強法を、そのままお届けします。

税理士試験の財務諸表論などに 様々なの記憶項目に応用できる勉強法

概要としては、どうしても暗記できない単語や長文について、声を出して読み上げます。その読み上げた音声をスマホなどで録音して、勉強の隙間時間にひたすら聴きまくるという税理士試験の理論試験勉強法です。

暗記できたらそこで一度終え、5日後改めて聴きます。これを3サイクル程度繰り返すと、暗記できていなかった単語や長文は、ほぼ忘れません。

暗記できない単語や長文が複数出てきた場合には、それらのサイクルを管理するスケジュール表を作成して行います。

テレビやネットなどで人間の記憶は感覚記憶、短期記憶、作動記憶、長期記憶があると知り、どうしても暗記できないものについては短期記憶で止まっているのではないかと感じたことがきっかけです。

自己流ですが、暗記したいものを短期記憶から長期記憶として定着させる方法として考案して、税理士試験に試してみました。

この勉強法を試す前は、理論テストの暗記科目については模試で全国平均レベルを下回っていましたが、4ヶ月ほど実践してみると全国上位レベルにまで伸びました。

この税理士試験の勉強法を活用した時間は1日1時間程度ですが、4ヶ月ほどで効果が出てきました。

短期記憶を長期記憶に定着させる、税理士試験の記憶管理勉強法を詳細に

税理士試験の勉強をしていると、どうしても暗記できない言い回しの長文や単語がよく出てきます。

税理士試験の理論テストの用語は、日常会話ではほとんど用いられないような言葉ですので、暗記するのが大変です。

そのような場合の勉強法に、書いて覚えるのではなく声に出して読み上げる方法が記憶に残りやすいと言われますが、私はそれでも暗記できませんでした。

せっかく声に出して読み上げるのであれば、耳で聴くことでも覚えようということでスマホで自分の声を録音し、それを勉強の隙間時間にイヤホンで聴くという勉強法を編み出しました。

そして、一度聞いただけですぐに覚えられるということではないので、これを忘れる頃であろう5日後にもう一度聴きます。

覚えられない単語や長文は日々増えてくるので、1日ごとに聴いて覚える内容は日々変わります。

暗記したいものが増えてくるとそれらを管理することが大変になってくるので、手帳やパソコンで暗記サイクル管理をしていました。

3サイクル程度繰り返し、完全に暗記できたという感覚が掴めれればその単語に関しての暗記は終えます。

しかし、その後に覚えきれていないという結果が出れば、録音したものを同じように5日後聴いて3サイクル繰り返します。

覚えたことを確認するために、暗記テストなどはその都度行っていくことが必要です。

この税理士試験の勉強法は、暗記できないものを暗記できるようにする、つまり、短期記憶を作動記憶、長期記憶に移すことを目的としています。

せっかく暗記するために声を出して読み上げるのですから、それを録音して聴いてしまおうということで無駄を省いた感覚記憶方法です。

最近のスマホには大抵録音機能が備わっていますので、それらを活用しても良いですし、パソコンなどで音声編集して一つの音楽ファイルとしてひたすら流し聴きするということも効果的でした。

この税理士試験の勉強法 メリットとデメリット

メリットは空いた時間にできるということです。休憩や就寝前に聴くことで無駄な時間がなくなります。デメリットは暗記するものが多ければそのサイクル管理が大変だということです。

これは、どうしても暗記できないという方にオススメです。

日頃から音楽を聴きながら勉強したりする方や通勤通学時間などの無駄な時間を極力無くして効率的に勉強をしたいという方にも向いています。

スケジュール管理が大変なので、それらをこまめにこなせる方であればすぐに実践可能かと思います。

税理士試験 Y.S. 男


自習空間より補記  一度目の記憶管理が5日後というのは少し遅いように思います。できれば当日の就眠前に一度目を持ってくるほうが効率は上がるでしょう。忘却曲線を、自分自身の勉強スケジュールと上手く組み合わせることがとても重要だと思います。