電卓のブラインドタッチ練習法 メトロノームを使おう!
メトロノームを用いた電卓のブラインドタッチの練習法とは?
今回は、メトロノームを使用した電卓のブラインドタッチの練習法をM.Hさんからご提供いただきました。
電卓のブラインドタッチは、資格試験だけではなく、電卓を使った日常業務にもたいへん役立つ技術なので、覚えておいて損はないでしょう。
以下は、M.Hさんから寄せられた電卓のブラインドタッチをメトロノームで練習する方法を、そのままお届けします。
電卓のブラインドタッチで日商簿記3級、メトロノームを使用した練習法とは?
速く正確な計算を行うことを目的に、電卓のブラインドタッチをできるようにしました。
メトロノームを用いると、一定のリズムで電卓を叩くことになるので、試験などの緊張した場面で、ケアレスが少なくなります。
簿記3級では、6~7桁ほどの金額を連続して、合計するなどの場面が多々あるので、ブラインドタッチができれば計算ミスなどで余計な焦りが無くなります。
一度、日商簿記3級の試験を受験した際に、電卓の操作ミスから小計や合計が合わず、パニックになったまま試験に落ちたことがあります。
その時に電卓を正確に叩けることは大切な技術だとよく分かりました。
正確に電卓を叩くには、一定のリズムでどんな場面でも叩けることが大切だと思ったので、このブラインドタッチ練習法を試しました。
ブラインドタッチを試す前は50点あたりで停滞していた点数が、試してからは80点を安定して超えるようになりました。
時間にして、1日9分(3分3セット)、テンポを変えてブラインドタッチの練習を行いました。この練習を3ヶ月くらい続け合格しました。
電卓のブラインドタッチ練習法 具体的な方法
まずタイマーを用意して、3分にセットしておきます。
次に電卓を用意し、利き手ではない方の手で練習を行います。
電卓はメーカーによってキーの配置が若干ずつ異なりますが、私の場合(右利き)は、「5」キーに左手中指をセットして、そこを基点に「4」を薬指、「6」を人差し指で打つようにホームポジションを決めます。
指のタテの動きについては「1、4、7」は薬指、「2、5、8」は中指、「3、6、9」は人差し指で入力するようにルールを決めます。
「0」「00」「=」などのキーも打つ指を毎回必ず同じものにします。
このルール付けを最初にきちんと行うことが大切です。
数字の入力時は絶対に数字キーを見ないで、完全にブラインドタッチで、液晶画面だけを見るようにします。
次にメトロノームを用意します。(楽器店では、音楽室にあるような振り子のものではない電子のメトロノームが比較的安価で売っていますので、各自、ご検討下さい。)
ここまで段取りが整ったら、ブラインドタッチの練習を行うテンポを決めます。1分間に40回(BPM=40)を最初に練習すると良いかと思います。
こんなに遅くて大丈夫かと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に電卓の数字キーを見ないで一定のリズムで叩くと、このテンポでもブラインドタッチはかなり難しいことに気付いて頂けると思います。
3分間で3セット行いますが、40、60、80などと回ごとにテンポを速くするなどするとメリハリがつきます。
では、3分間で何を叩くかということになりますが、「123456789」を1セットとして、9まで叩いたら、「+」キーを押します。5回目の9を入力した後、「÷」キーを押して、その後、「=」キーを押します。つまり、
(「123456789」「+」「123456789」「+」「123456789」「+」「123456789」「+」「123456789」「÷」「123456789」「=」ということです。)
正しく入力ができていれば、答えは「5」となります。
これをブラインドタッチで、3分が来るまで繰り返します。
このような練習を1日3セット行いました。
この勉強法=ブラインドタッチ練習法のメリット・デメリット
このブラインドタッチ練習法のメリットは、誰でも練習を続けていけば、速く正確な電卓計算が、落ち着いた気持ちでできるようになることです。
デメリットは、習得するまでには、それなりに時間を要することです。
簿記の受験で電卓の使用に不安を覚えている方はもちろん、仕事などで電卓を多用する可能性がある方にも、時間は掛かりますが、ブラインドタッチは習得してよいものと思います。
私の場合、ブラインドタッチの練習を始めた当初は1分間に40回でも不安定でしたが、現在1分間に320ほどのキー入力が安定してできます。
日商簿記3級 M.H 女性