英語検定準2級に合格。過去問から始める「焦りをバネに勉強法」

5月 16, 2018

英検準2級に合格した勉強法 現実をみて焦ろうという提案

今回は、英語検定準2級に合格したM.Nさんから勉強法をご提供いただきました。

過去問を早期に解いてみることの重要性はよく話題となりますが、そこからくる焦りをバネにした勉強法なので、モチベーションを創出するにはとても役立つことでしょう。

また、時間がない時の短期決戦

以下は、M.Nさんの勉強法をそのままご紹介いたします。

やる気のあるうちに過去問集の中の1試験分を解く 焦りと怖さを体感すればOK

まず、自分が受けようと思っている試験の過去問題集(私であれば英語検定の過去問題集)を購入します。そして、購入してやる気のあるうちにその問題集の中の1試験分を実際にやってみます。

この時、「自分にまだ実力がついていなくてなかなか解けない」と感じると思います。

解けるようになる土台を作るために、英検準2級用の英単語帳を購入し、あとは試験の三日前くらいまで登校の電車の中やお昼休みなどにちょこちょこやって覚えるようにします。

最後に残り三日で英検過去問を再度解き、その時わからなかった単語を覚えます。

私は試験でも資格でも直前にならないと勉強をやり始めず、毎回「もうちょっと勉強しておけば解けた問題があったなぁ」と後悔しがちでした。

ならば、最初の段階で解けないことを自覚して焦りを持てばいいのではないかと思ったんです。そこでまず、あえて勉強せずに過去問を解いて自分の実力のなさを感じ、その焦りと怖さを忘れずに取り組もうと決めました。

最初の段階で英検過去問を解いた時は、各大問ごとに3問正解するくらいでした。ですが、この勉強法を実践して、最後の3日間くらいで過去問を再度解いた時には全体で7~8割は正解できるようになっていました。

実際には、本番の試験を受けて、あと6点で英検2級に合格という点数をとることが出来ました。

勉強は継続的にチョコチョコやっていましたが、合計すると1日1時間ほどです。私は1ヶ月半ほど続けて合格できました。

過去問からくる焦りと怖さをバネにする勉強法 具体的には

まず、英語検定の過去問題集を購入します。

そして、そのやる気のまま過去問題集の中の一つを解いてみます。この時、まだ出会ったことのない単語ばかりでなかなか思うように解けなく、焦りを感じるかと思います。

その焦りがバネになります。

それをきっちり採点して、自分の目につくところに貼付けておきます。

やはり、英語検定を難しく感じる要因には英単語のストック不足が挙げられるかと思います。なので、次に自分の受けようと思っている級の英単語帳を購入し覚える作業に移ります。

英検単語帳はなかなかに厚いので、やる気を無くしてしまうかもしれませんが、ここで過去問に感じた焦りを思い出して、一日の中の登校の電車の中やお昼休み、勉強に飽きたちょっとの時間の中等自分で時間を見つけてチョコチョコと覚えていきます。

ここでやってしまいがちなのが、最初はなかなか英単語を覚える脳になっていないため、何回も最初に戻って単語を確認してしまい、試験直前に覚えている単語が英単語帳の最初の部分だけ、というものです。

なので、最初は戻らないつもりで短期集中して一冊終えることに集中します。

そしてなんとなくぼんやり覚えている状態で二週目に入ります。この時、全く覚えていない単語には✕、なんとなく覚えてはいたけど見て思い出した単語には△をつけていきます。

三週目四週目と繰り返していくうちにこの✕や△が減っていくようただ眺めるだけでなくちゃんと集中して取り組んでいきます。

英検単語帳には単語と合わせてよく出る熟語も書いてくれているので、三週目くらいから目を通しておくといいと思います。

そして試験の三日前くらいに再度英検過去問を解いてみます。そうすると、英単語が頭に入っている状態なので以前より解けるようになっているかと思います。

あとは過去問中に出てきた文脈からも予測できなかった英単語を覚え、慣れていきます。英語検定直前までは最後まで✕なり△なりついてしまった単語に目を通しておきます。

英検過去問を最初に解く勉強法のメリット・デメリット

この英検勉強法のメリットは、最初に現実を見て焦りを覚えるため、継続的に勉強を続けられるということです。

デメリットとしては、最後の3日間程で集中して長文読解に慣れておかないと、英検本番でその脳ができていないため時間がかかってしまう、ということです。

この勉強法は「英語検定を受けようと思っているけど英語が苦手で何からやればいいのかわからない!」と思っている方や私のように試験直前までだらけて勉強をしないまま挑んでしまいがち、という方におすすめです。

継続をするためには気持ち作りが、大切なのかも知れません。

英語検定準2級 M.N 女性