税理士試験の勉強法-ポイントは仕訳を切るスピード-超具体的な方法

4月 24, 2018

税理士試験の勉強法 時間短縮のため書いて切らずに頭の中で切る

今回は合格者のtakasiさんからお寄せいただいた税理士試験の勉強法について、そのまま掲載しております。

大変具体的な部分まで言及していただいていますので、参考にしていただければ幸いです。

税理士試験 最初は練習問題を時間内で解くことから

税理士試験の問題を解く場合に最初は、きちんと決められた時間内で解いて後からちょっとずつ時間を短縮していきました。

さらに総合問題を解くことで、どんな問題を解いたら時間が短くなるか、または、どんな解き方をすれば、早く解くことが出来るかを徹底的に追求してしました。

解いていく方法は、具体的には、仕訳をわざわざ切る必要性があるのかとか、問題のどこに仕訳を書くべきか、もしくは頭の中で切るべきかなどを判断しながら解くことです。

この方法を試そうと思ったのは、税理士試験の練習問題を時間を気にせずに自分自身で解いた時は、十分時間があり問題を解いてしまうことができました。しかし、模擬試験などになるととたんに時間内に解ける問題が少なくなってしまうことから試そうと思いました。

この税理士試験の勉強法を試す前は、一つの問題にこだわってしまったりして3割くらいだったのですが、この方法に変えたら解ける問題が6割に増えました。

半年くらい、1日2回転くらい問題を解いたら伸びました。

税理士試験を時間短縮しながら頭の中で仕分ける具体的な勉強法

具体的には、個別問題のときなどは、仕訳を切る際に、問題やメモの端等に書いて切るのではなく、頭でパッと浮かべて切る事ができるように訓練します。

まずは、簡単な個別問題でかまいません。それができるようになるまでは、絶対に時間を短縮して解くことはやってはいけません。

それが出来るようになったら時間を8割くらいの時間で解きます。

時間短縮しても頭の中で仕訳を切ることができるようになったら6割くらいまで時間を短縮します。

それでも出来ようになったら、次の項目例えば有価証券をやったら固定資産の分野を解くという様にします。

そして税理士試験の全分野の基本事項ができるようになったら、今度は代表的なよく出る問題というのが必ずありますのでそれを練習します。

有形固体資産だったリース会計とかありますので大事なことは、できるだけ書かず頭の中で仕訳を切るという事です。

そしてそれが出来るようになったら、いよいよ基本的な総合問題を解きます。

税理士試験の総合問題は、個別問題の集まりですから、一つ一つの問題が基本問題に分けて考えられるものが多数あります。そのため今度は、自分が解けそうな問題を見つけ出す訓練をします。

その際他の問題と仕訳項目がかぶらず出来るだけ単体の仕訳項目だけのものを見つけます。

たとえば、車両という勘定項目だったら有形固定資産だけにしか出てこないとかを意識しながら解けそうな問題の中で、まずそういう問題から解くように研究します。

ここは、時間をかけて構いません。次のときからその項目を優先して時間を短くして8割くらいでどの程度の点数が取れるか試します。

いろいろな問題でそういう視点を持ち、点の取れそうな問題を見つけながら時間をどんどん短くしていきます。

この税理士試験勉強法のメリット・デメリット

この勉強法は、短い時間にとれだけ点数を伸ばしていくかを訓練する勉強法なので税法や会計の問題以外あまり意味を成しません。

基本が頭で仕訳が切れないと点数が取れません。まとまった60分や40分といった時間を計る必要があります。

税理士試験の基本的な事項が頭に身についていて、基本的な問題や代表的な問題、特殊事項が頭の中で仕訳が切れる人に向いています。

そのレベルまできていない人がいくら時間を短縮しても、すぐに解ける問題を見つけて解くようなことをしても、点数が一定以上伸びることはないでしょう。

そういう人は、まずは基本的なことを身につけることを優先してください。

税理士試験 財務諸表論 takasi44 男性