インプットとアウトプットを連続して行う勉強法で資格試験に合格

4月 24, 2018

インプットとアウトプットを必ず同時に行う勉強法

今回は、社会保険労務士試験に合格したT・Iさんから、インプットとアウトプットを同時に行う勉強法をご紹介いただきました。

オーソドックスですが、それだけに、いろいろな試験に応用できる勉強法だという印象です。

インプットから時間をあけずにアウトプットする勉強法というのは、時間がかかっても着実に効率があがるでしょう。

以下は社会保険労務士試験に合格したT・Iさんの勉強法を、そのままご紹介します。

間隔をあけずにインプットとアウトプットを行う勉強法の概要

この勉強法は、一般的に勉強をする事を意味するインプット作業と、勉強してしてインプットした内容を理解しているかを確かめるアウトプット作業を、間隔を空けないで行うというものです。

この勉強法がよかったのは、「勉強していたつもりが実は全く理解できていなかった」という事をすぐに発見できることです。

また、それに続けて、その場ですぐに復讐する事ができるので、理解できていなかった事を理解してしまえるということです。

この勉強法を私が試そうと思った一番の理由は、いくらインプットをやっていても思ったように知識の定着ができていない事が分かって、それをなんとかしたかったからです。

これを試すようになる前は模試でいつもD判定だったのが一気にB判定まで持っていけるようになりました。

この勉強法を使ったのは1日約3時間で、半年くらい続けて成績の伸びを感じ、合格できました。

インプットから時間をあけずにアウトプットする勉強法 を具体的に!

実際に私がどういう方法で勉強したのかというと、まずはテキストに書いてある内容を普通に読みます。

それからすぐに、同じページに赤シートを敷いて、大事な赤文字が見えない状態にします。

その赤文字で読めない箇所をどれだけ知識として定着できているかを確認するために、見えない状態でそこを音読しました。

それで理解できていなかった時は、そのページを再び赤シートなしで読みます。そのあとまた赤シートを敷いて見えない状態で音読しました。

このようにして、赤字部分に何が書いてあるか完全に分かるようになるまで繰り返し読むようにしていました。

このようにして、確実にその場でインプットとアウトプットができるようにしていきました。

これがかなり効果がありました。この方法が一番効率的に勉強できました。

なぜなら、この方法で勉強すれば、インプットした事をすぐにアウトプット作業を行う事になって、自然に「知識をすぐに引き出せる力」がつくからです。

これが実は一番大事なポイントです。

一般的に、それなりに難しい資格の勉強をやろうと思う人は、できるだけ楽な勉強法を試そうと思って、インプットだけ集中してやる人が多いです。

確かに私もこの社会保険労務士の試験に合格しようと思った時は、その科目数の多さから、できるだけ楽な勉強法でなんとかしようと最初は思っていました。

ですが、そんな方法でやっても、あまりに膨大な量にすぐにその内容も忘れてしまっていました。

それでいくら勉強量が多いと言って先々進まず、地道にアウトプットまで手抜きしないでやるのが良いという結論になりました。

その結果、一通りテキストを全部読むまで最低でも数カ月必要でした。ですが、その甲斐もあって知識の定着は思った以上に効果がありました。

定期的な復習も絶対に必要ですが、地道にアウトプットの練習をしているなら、復習に多くの時間を割く必要もあまりないでしょう。

難しい試験ほど楽して短時間で勉強しない、という教訓を得ることができました。これは多くの試験に応用ができる勉強法だと思います。

このインプット直後にアウトプットする勉強法のメリット・デメリット

この勉強法のメリットは、1回の勉強で知識の定着ができるというのがあります。

デメリットは、普通の勉強法よりも時間がかかる点です。特に同じ個所を繰り返し見る事になるのでストレスが溜まります。

資格を取得するためにひたすら必要な時間と努力を惜しまないという人にはすごくおすすめです。そして、ひたすらインプットとアウトプットの作業に苦痛を感じない人におすすめです。

社会保険労務士 T・I 女性