社会福祉士に一発合格した勉強法 自分を追込む試験日逆算法とは

5月 16, 2018

社会福祉士に合格した試験日から逆算 あとは正しい情報をインプットするだけ勉強法

今回は、社会福祉士試験に合格したK・Iさんから勉強法をご提供いただきました。仕事と家庭の両立させながらの勉強という超忙しい中、どのようにして一発合格を勝ち取ったのか、その全てを公開していただきました。

読ませていただき「強い決意」と「おおまかなスケジュール」がポイントと感じました。実は細かいスケジュール管理は結構挫折に直結していたりします。負のモチベーションにもつながっていき、少しやっかいなものです。

以下はK・Iさんの勉強法を、そのままお届けします。

スタートは社会福祉士一発合格への決意から

まずは、今回の試験で必ず合格すると決心することから始めました。そのあと、そのためにどう進めようか作戦を練りました。

試験までの日数からできることは限られると考えた結果、実戦練習も兼ね、過去問を有効に使うことに。

試験日までのおおまかなスケジュールを組み、それをもとに仕事さながらの進捗管理をしました。

過去問は間違えた問題の解説を熟読。正しい情報のみインプットする方法で進めました。

通信制の専門学校でスクーリングと実習を受け、試験の受験資格を得たものの、社会福祉士の試験は科目数も多く、合格率も26~28%ほど。仕事と家庭の両立の中、何度も試験を受けるのは無理だと思い、とにかく1回で合格したかったことが工夫を始めたきっかけです。

専門学校のフォローアップ講座で試験対策も受けていたのですが、講座が始まったばかりのころは、まったく手が出なかった問題も、この勉強法をはじめてから、正答率が上がっていきました。

勉強時間は出勤前に1時間、夜家事の後に2~3時間程度です。この勉強法は始めてひと月ほどで効果を実感でき、3ヶ月くらい取り組みました。

社会福祉士に合格した試験日から逆算勉強法を具体的に

本腰を入れて試験勉強を始めた時に、一番最初にしたのは、今回の試験で必ず合格すると決めたことでした。

その後、試験までの日数から18科目の勉強にかけられる時間を逆算し、おおまかにスケジュールを組みました。

この日までに、この年度のこの科目を終わらせたいから、今日はここまで進めるといったふうに取り組みました。

仕事術でいうところのPDCAサイクルのイメージです。試験対策用のテキストは、いろいろあり迷いもしましたが、私は解説付きの過去問集をベースにしました。

休みの日など、まとまって集中できる時間がとれる日に、試験当日通りの時間で実際に過去問を解きます。

試験当日は18科目を、一日がかりで受けることになります。緊張と不安の中、限られた時間で問題を解かないといけません。

うまくいかなかった試験科目の後でも、違う科目が容赦なくやってきます。気持ちの切り替えが大事ですし、時間内に最後の問題まで辿りつるけるよう、ペース配分にも慣れておく必要があります。

考えてもわからないというか、知らないことはパスし、次に進む割り切りも必要です。その感覚をつかむ機会ととらえて、過去問を通しで解いていきました。

他にも、出版社の模擬試験なども受けました。実践形式で問題を解くことが大事だと思います。

その後、自己採点または、模擬試験の結果を受けて、試験問題に正誤をつけます。ここからは、毎日こつこつと、間違えた問題のみ、マーカーを入れながら解説を読みます。

まぐれでも正解した問題は、あえてスルーしました。ポイントは、過去問を解くことではありません。

膨大な情報量の中から厳選され練られた試験問題についてくわしく書かれた解説文は、重要なキーワードがぎっしりつまっていると思ったのです。

そこから効率よく知識を入れていくことに重点をおきました。ノートまとめや単語カードは、時間がもったいないのでしませんでした。

解説で理解ができない部分については、用語集やテキストで再確認という流れで進めていきました。

この勉強法のメリット・デメリット

メリット

おおまかなスケジュールなので、遅れた分をどこかでカバーしたり、はかどる日は貯金をしたりと、自分のペースで進められます。

デメリット

単語カードなどはしませんでしたが、暗記法で取り組んでいる人を見ると、やっぱりやった方がいいのかなと不安にもなりました。

計画を立てるので見通しがつきます。ゴールがどこで、今どこまで進んでいるのか、進み具合も把握できます。

私は楽な方に流される性格なので、あえて自分を追い込むスタイルで試験に臨みましたが、私にはあっていたと思います。

明日やろう、また今度、と思ううちに、タイムアウトする傾向のある方には、スケジュール逆算法はおすすめです。

時間がなく、効率的に進めたい方には、解説から知識を整理することもおすすめします。

社会福祉士 K・I