通関士試験に合格した勉強法 過去問大量消化法で2ヶ月突破

通関士試験に8月D判定から10月逆転した勉強法

今回は通関士試験に合格したW.Tに勉強法をご提供いただきました。

これは効率の良い勉強法で通関士試験のみならず多くの資格試験に使えます。むしろ社会人が時間がない中で集中して実力を上げるにはこれしかないという王道です。

以下はW.Tさんの勉強法を、そのまま掲載しています。

通関士試験は、過去問を大量に解くことがいちばんの努力対効果

世の中には様々な勉強法があります。例えば資格対策の学校に通ったり、参考書を大量に買い独学したりなどです。

私は今までに様々な方法を調べ実際に一つずつ実践しました。

そこで一番効果があり、そして費用(努力)対効果の高い方法を発見しました。
それがシンプルですが過去問を大量に解くことです。

高校・大学受験や各種資格試験には共通した特徴があります。それは過去に出題された問題が多く出ることです。

もちろん通関士試験も同様です。その為この勉強法は理にかなっているので是非試していただきたいです。

それまでは大量の参考書を購入し独学をしておりましたが試験範囲が広過ぎて手におえない状況で8月に全国模試があり、10月に本番というのに合格判定がD判定でした。そこで藁にもすがる思いでこの方法を試しました。

8月にD判定で合格を諦めておりましたが、その後この方法を用いることで10月の本試験で無事合格出来ました。

その約1ヶ月半は、自宅近くの図書館で一日平均9時間勉強しました。

通関士試験を過去問を大量に解くことで突破した勉強法を詳しく!

1、まず時間があれば参考書を1冊でいいので最初から最後まで読み、試験の範囲を把握してください。(時間のあまりない方は2からで大丈夫です。)私の場合はD判定スタートでしたが、それ以下の場合は、時間がかかりますがやはり参考書からです。

2、次に、可能な限り過去10年分の過去問を入手し、古い試験問題から解いていきます。試験終了後、答え合わせをし間違っている問題は参考書を使って何故間違えたのかを理解します。この時、答えのわからない問題は適当に答えを記載せず空欄のままにしてください。(間違った知識を得ないようにする為。)

3、試験終了し答え合わせまで終わったら、次の試験に移行し2を繰り返します。

4、10年分の過去問題が終了したらもう一度1から3を繰り返します。これは最低3回以上は必須です。

注意点ですが、ダラダラ勉強しても効果的ではないので勉強中は集中してください。ダラダラ長引いてしまうと最初の年度の分の記憶が薄れます。頑張って1日1年分をノルマにすると、10日で1回転してまた初年度に戻れます。次の1回転は1日2年分を解き、5日で2回転目を終えてしまう。これくらいの速度感で臨んで下さい。

自宅で集中出来る方は問題ないですが、自宅ですと色々な誘惑があり大抵の方が集中して勉強出来ないと思いますので図書館などの静かな場所で勉強することを強くお勧め致します。

私の場合は上記の方法で国家資格である通関士試験に1発合格出来ました。試験後に海外留学が決まっており、その関係で仕事も既に退職していたので十分な勉強時間を毎日確保することは出来ましたが、仕事をしながらですとハードルは高いかと思います。隙間時間と休日をフル活用して下さい。

通関士試験の場合は最低300時間の勉強時間を確保出来ないと合格は難しいと思います。

他の資格試験や高校・大学受験にもこの方法は応用出来ると考えます。理由は何度も言いますが出題傾向が過去問中心だからです。

資格試験や高校・大学受験など全て基本は暗記の勝負になります。その為可能な限り短い期間で集中して勉強することが効果的です。

例えば1日3時間の勉強を1年継続するのよりも、1日6時間の勉強を半年間継続する方が効果的です。

この通関士試験の勉強法のメリット・デメリット

メリットはやはり効率的なところです。先程も記載しましたが試験問題は過去問を中心に出題される為です。

デメリットは特にないと思います。ただ、法律の変更には注意して下さい。とにかく参考書を中心に勉強するよりも圧倒的に勉強時間を短縮できます。

勉強にお金と時間をかけれない方には非常にお勧めです。

国家資格などの勉強をするスクールになると半年から1年で100万円を超えるスクールも少なくありません。

しかし独学でも、やる気と根性さえあれば誰でも合格出来ると考えております。

通関士 W.T 男性