勉強できる場所 カラ勉ってなに? 意外と身近にあった効率のいい場所とは

5月 16, 2018

あなたがいちばん勉強できる場所はどこですか。場所を変えることは、気分転換にもなって勉強の効率アップにつながります。身近な勉強できる場所とその活用法を調べてみました。そして最後にカラ勉についてご紹介します。

勉強できる場所 もはや定番 洋式トイレ

「勉強できる場所」の定番といってもいいのがトイレの中。なんといっても、落ち着けて邪魔が入らないのがいいですね。それ以外にもトイレが勉強できる場所として優れている三つの理由があります。ひとつは、ある行為と結びついた記憶は忘れにくいということです。二つ目は、この勉強は習慣化できるということです。記憶は繰り返されることで強化されます。最後に、この勉強は隙間時間の有効活用につながるということ。1日15分のトイレ勉強を積み重ねると、年間90時間も「無理をしなくても」勉強時間が作り出せます。使いかたは自由ですが、たとえば数分で一巡できる記憶用のシートを貼っておくだけでも効果は絶大です。

勉強できる場所 お風呂の中

お風呂という個室はとにかく集中できて勉強には最適です。リラックスしながら集中する、というとなんだか真逆の行動のように感じるかもしれません。けれど思い返して見てください。

勉強しているときあるいは、ゲームなどでも構いません。周りの音が聞こえている筈なのに目の前の事に集中していて音が遠くに聞こえるような、そんな感覚に覚えはありませんか?それがリラックスしながら集中できているときの状態です。

そしてこの時、α波が出ているんですね。そしてα波が出ている時は集中力が高く勉強の効率が上がると言われています。脳はまだまだ未知の領域が多いです。脳のメカニズムには都市伝説のようなものも多く、「集中しているからα波が出る」のか、「α波が出ているから集中できる」のかという議論もあるわけですが、このあたりの理屈は置くとして、お風呂という個室はとにかく集中できて勉強には最適です。

最近充実している勉強アプリと防水スマホがあれば、浴槽の中は最高の勉強場所になります。スマホは使わない場合でも、防水単語帳なども売られていますので、検討してみてはどうでしょうか?

勉強できる場所 移動中

電車の中で勉強している人をよく見かけますね。短時間の集中にはとても勉強できる場所なんでしょう。一定の振動と線路の音が、α波を誘導し集中力が上がるのかも知れません。ここでは、できる人にはできる記憶法をお伝えします。ある駅とある駅のあいだの風景と記憶をリンクさせるんです。このビルが見えてきたら、この単語を思い出す。この看板ならこれ。記憶の誘導装置として風景を利用するわけです。高速で流れる風景とリンクさせるわけですから、けっこうな量の記憶が可能になります。繰り返しと訓練で、駅と駅の間の3分から15分はどんどん進化していってくれます。また、思い出すためには、ただ車窓風景を早送りすればいいのですから、この記憶法ができる人にはとても便利です。

勉強できる場所 野外勉強 気候が良い時には山や公園へ

脳は常に新鮮な酸素を必要とします。血液が酸素を運ばなくなっていちばん最初にダメージを受けるのは脳細胞です。それくらい、脳には酸素が欠かせないものです。野外はいうまでもなく新鮮な酸素であふれています。また、小鳥の鳴き声や木々をわたる風の音など、自然の音は(特に日本人には)、心地よい音としてとらえられα波を導引してくれます。狙い目は「あずまや」。山や公園には、立派なテーブルと椅子がついた「あずまや」が多く作られています。時にはお弁当を持って、勉強ハイキングに出かけてみるのもいいかもしれません。野外勉強はリラックス効果抜群で体力維持にもつながります。

勉強できる場所 カラ勉=カラオケボックスを活用しよう

最後にご紹介する勉強できる場所は、カラオケボックスです。カラオケボックスで勉強するカラ勉が密かに流行しています。昼間のフリータイム等を利用すれば、店にもよりますが9時間で900円前後、一時間あたり100円前後で利用できます。仲間と90分勉強、20分カラオケみたいに、時間を区切って使えばストレスフリーに勉強できるでしょう。カフェのように店員さんの視線が気にならないのもメリットです。それでいてソフトドリンク、ソフトクリームなどが無料だったりします。他の部屋が少しうるさい場合にそなえて耳栓またはノイズキャンセリングヘッドフォンも用意しておきましょう。図書館や自習室の狭くて静かな環境に耐えられない人にはお勧めです。

まとめ

個人的には、車窓に流れる風景と記憶をリンクさせていくのがスリリングで面白く感じます。ゲーム感覚で取り組んでみても無駄ではないでしょう。イメージとしては、流れる風景に合わせて、脳をフル回転させると思えばいいでしょう。最初のうちはリンクポイントを増やさずに、馴れてくれば少しずつ増やしてみます。自分の脳の可能性を試せて楽しいですよ。他の勉強場所も、それぞれメリットがありそうなので、自分に最適な場所を探していろいろ試してみるといいと思います。