医学部を志望する受験生向け!予備校を選ぶときに注意すべきポイントは?

5月 16, 2018

はじめに

医学部は数多くある学部の中でも狭き門であり、浪人しても入りたい学生が毎年数多くいます。合格を勝ち取るうえで、どのような予備校を選ぶかはとても大切です。なぜなら質の良い勉強の環境に身を置けるかは、成績を上げられるかどうかに大きく左右するからです。長い受験勉強期間を乗り切るためのモチベーションにも関わります。

医学部の受験は他の学部よりも専門性が高く、志望校に合わせて対策をとらないといけません。通常の大手予備校よりも医学部予備校であれば、そのノウハウが蓄積しているため安心できる面もあります。しかし予備校は数も多くその特徴もそれぞれ違うため、どこで学ぶべきか迷ってしまうかもしれません。そこで医学部を志望する受験生向けに、どのようなポイントを基準に予備校を選べばよいかについて、重要な項目をあげながら紹介させていただきました。予備校選びの参考にしていただければと思います。

 

個別指導があるかないか?

人によって勉強の得意不得意な分野は異なります。また進路も異なるため必要な勉強も人それぞれです。国公立ではセンター試験があるのでその対策をしなければならず、私立では各大学によって出題傾向が異なるためそれに合わせた勉強をする必要があります。そのため集団での授業を受けるよりも、個別指導がある方が伸びやすいということは言えると思います。個別まではいかなくても少人数制の授業であれば、わからないまま進んでしまうことも少ないです。どのような授業形式やサポートで進んでいくのかは調べておきたいです。

 

寮など生活する環境も含めたサポートの有無

勉強に集中するためには環境がとても大切になります。誘惑の少ない環境にいた方が勉強に身が入り、周囲に触発されてやる気も起きるため、学生寮がある予備校に入るというのも手段かと思います。予備校のなかにはそのようなサポート環境が手厚く、食事や送迎などのサービスまで行き届いた、生活面を含めて受験生をバックアップする予備校もあります。受験を乗り切るためには勉強のみでなく自己管理と健康面も大切ですが、その心配が少なくなるという点は心強いです。自己管理にあまり自信がないという方はこの点に注目したいです。

 

学費が安いところを探す

医学部の予備校は一般の予備校と比べても学費が高いです。大手の進学予備校にある医学部対策コースの学費は年間で100万円を切ることが多いですが、医学部専門の予備校であれば300~600万円くらいかかってきます。医学部は合格してからも高い学費がかかります。国公立の大学であれば一般の学部と同じくらいですが、私立の大学であれば6年間で数千万円かかってしまうことも多く非常に高額です。そのため予備校の受講費も落としたいところですが、やはり医学部の受験に特化した予備校の方がサポートが手厚いです。前述のように寮があったり担任のサポートがついたりと、生活面を含めたサポートが医学部予備校の方が圧倒的に充実していることも多くあります。とくに家から予備校までが遠い学生などは、その恩恵のためにトータルで見るとお得という人もいるかもしれません。

大手の予備校で学びながら医学部を目指したもののうまくいかず、医学部予備校に変更したというケースも聞きます。もしそうなってしまうと余計に時間もお金もかかってしまうために、どうしても医学部に進学したいのであれば最初から医学部予備校に通い、短期間で集中して受験を乗り切ってしまうということもひとつの手段です。

また医学部系の予備校では特待生制度を設けている所も少なくありません。成績優秀者には授業料の一部が免除されることもあるので、それらを積極的に狙ってみることも学費を抑えつつ医学部に進学するために有効な手段です。早期入学特典などで授業料や入学金の割引があるところもあり、料金形態は要チェックです。学費は大事なポイントですが、ただ安いからと安易に予備校を選択しない方が後悔を少なくできそうです。現在の学力や志望校を見定めつつ、予備校を選んでいけるとよいと思います。

 

終わりに

医学部予備校を選ぶ際に気をつけたいポイントについて説明させていただきました。予備校に対して求めることは人によって違うと思いますが、料金から授業内容、生活面を含めたサポートまで各予備校で特色が違います。いろいろと調べなければならないので確かに少し手間ですが、できれば3~4校を比較して実際に足を運んだりしつつ決めることができるとギャップや間違いがなく安心して受験に挑めると思います。勉強をしていく上で努力や勉強法を工夫することはもちろん大切ですが、環境も合否を決める重大な要素になってきます。とくに高いレベルで競い合う医学部であればなおさらです。少なくとも10か月~1年くらいは通う学校なので、時間を使って慎重に決めてもらいたいと思います。自分にあった予備校を見つけて受験を乗り切り、ぜひ楽しい大学生生活を送ってください!