神戸で合格祈願するならとにかくパワーが凄いこの神社だ/3選
はじめに 神戸で合格祈願、一般的には・・
試験勉強をスタートする時に合格祈願すること。勉強を完了してから、試験前に神様に最後のお願いすること。ご利益をいただくこと。それは、いいことだと思います。努力を重ねた上で平常心で試験に臨むための儀式としても意味があることだと思います。神戸で合格祈願といえば、まずは天神様、菅原道真公ですよね。神戸で天神さまをお祀りしているというと、神戸北野天満神社、神戸市須磨区の綱敷天満宮などなど。ご祈祷をしてもらい絵馬を奉納し、晴れて試験に臨む。
もちろん、それが一般的だし否定も肯定もしません。ここでは、一般的ではないものの、実は凄いご利益を秘めていると考えて良い、三つの神社をご紹介します。それほど有名ではありません。しかしパワースポットとして超一級の神社です。まずは比較的アクセスの良い、こちらの神社からご紹介しましょう。
古代からの聖地、神戸のおとなり越木岩神社で合格祈願
この神社のご神体は「甑岩」という巨岩です。周囲約40m・高さ10mの花崗岩で、深い森の中に威容を誇っています。また境内の森そのものが兵庫県の天然記念物となっており、市街地から一歩踏み入れただけで空気が一変したことが肌で感じられます。いままさに聖地にいるという事実に、心が張りつめ、そして洗われていきます。
祭神は西宮えびすに関係する蛭児大神(ひるこおおかみ、戎神)ですが、それは1656年のこととされています。しかし甑岩信仰そのものは弥生時代をはるかにさかのぼり、創立不詳といわれるくらい由緒深いものです。古代信仰である磐座(イワクラ)祭祀がここに生きています。
簡単に言えばここは、日本に古くからある自然崇拝(精霊崇拝・アニミズム)の聖地。古代の祭祀場です。こちらの神社にどういうご利益があるのかは神社の説明に載っていますが、それは近年の後付けだと思われます。ここでは壮大な巨石のパワーを受け止めて、心静かに祈ることができる、とても貴重な霊域です。
岩に手を触れながら、自分の来た道、これから進む道が確かであるようお祈りしましょう。
越木岩神社 兵庫県西宮市甑岩町5-4
境内に駐車場あり
さらに秘境度が高い、神戸市の六甲比命神社で合格祈願
さきほどの越木岩神社からほど近い住宅街に目神山の巨石群があります(こちらにも古代の磐座が林立しています)。そして六甲の山頂部には、それらの磐座を見下ろすように六甲比命神社があります。「目神(女神)と姫」。どちらも古代信仰を司ったのが女性であるということをうかがわせる興味深い名称ですね。卑弥呼の原型がここにあるようです。
さて、六甲比命神社の場所ですが、神戸市灘区六甲山町で番地なし。六甲の稜線上に鎮座しています。六甲山カンツリーハウス(冬期は人工スキー場)まで車かバスで上り、その横から山道に入ります。文章では伝わらないので、地図で調べて登って下さい。軽めの登山と考えて歩きやすい靴で登って下さい。手すりや梯子も出てきますので、ゆっくり慎重に。それほど時間はかかりません。
案内表示にそって数十メートルほど登っていくと、六甲比命大善神の御神体の壮大な磐座が左手の上の方に見えてきます。やがて拝殿の前に到着。そこからアルミ階段と山道をあがると、右手に雲ヶ岩があります。法道仙人が修行中、毘沙門天が姿を現した、という伝説が残っているところです。さらに坂道を登りきると左手に、仰臥岩(ぎょうがいわ)という磐座があります。
ここでは、古代の人がしていたことを同じようにしてみましょう。難しいことではありません。この場の空気を感じながら壮大な岩に包まれて下さい。岩を抱き、巨岩の上に座り、寝て、そしてほんの1時間でいいから滞在して下さい。山と岩と森の生気、そのパワーが、ストレートにあなたに注がれることでしょう。
(冬場は軽アイゼンがあったほうが安心です)
兵庫県神戸市灘区六甲山町
カタカムナ神社 カタカムナの聖地、神戸市の保久良神社
保久良神社(ほくらじんじゃ)は、神戸市東灘区岡本の住宅街を見下ろす高台にあります。須佐之男命、大国主命等を祭る古い神社です。さて、保久良神社だけでもたいへん古いのですが、カタカムナ神社は今から1万年以上もさかのぼるとされています。実は、どこに実在したかもわかっていません。
昭和24年に、楢崎皐月さんという学者さんが、保久良神社のすぐ上の金鳥山あたりで「平十字(ひら とうじ)」という名の猟師さんから巻物を見せてもらいます。猟師さんはカタカムナ神社の宮司の末裔と名乗り、その巻物には世界のどこにもない文字が記されていました。興味を持った楢崎氏はその文字をついに解読します。
これが知る人ぞ知るカタカムナ文献です。まあ、ほとんどの人は知りませんよね。オカルト的な文脈で語られることが多い(悲しいことに事実そういうサイトがほとんどです)ですが、文献としてシンプルに読んでいくと、古い日本人の精神構造に触れることができて大変興味深いものです。
これを少しでも調べはじめると、勉強の時間が大幅に削られること間違いないです。気をつけて下さい。面白すぎますので。さて。この日本の未知の古代文明の聖地が、保久良神社そして金鳥山です。謎の民とされるサンカの文字を統一したのがカタカムナ文字とも考えられます。「神代文字」の一種かもしれません。またそのシンプルな記号性から、古代日本にもの凄く高度な精神文明があったことを読み解く人もいます。しかし真実がどこにあるのかうかがい知ることはもはや困難です。
そのカタカムナ文化、カタカムナ文明と、現代との奇跡的な出会いの場とされる場所が、こんなに近くにあったんですね。
さて保久良神社そのものは、全ての社が磐座の上に鎮座します。神様は南の海にに正対するかたちで祭られています。ここが海と山の両方に開かれた聖地であることが、参拝すればすぐに理解できるでしょう。そして、海と山のそれぞれのパワーが心身に注がれるのを、強く感じ取ることができます。
境内外地より石器時代、青銅器時代、弥生時代後期の弥生式土器や石斧、石剣など種々の遺物、銅戈などが出土しています。石器時代から現代に至るまで、途切れることなく聖なる場所、重要なパワースポットであったことが、これらの出土品からもよくわかりますよね。
こちらの神社に参拝したときは、ぜひそのパワーを受け止めながら、古代の日本文明に思いを馳せてみましょう。さらに金鳥山まで足を伸ばす場合は、歩きやすい靴でどうぞ。
保久良神社 兵庫県神戸市東灘区本山町北畑680
阪急岡本駅徒歩30分
まとめ
神戸の合格祈願。通常とはまったく違う三つのスポットをご紹介いたしました。どの神社もパワーが際立っていることは、私のような霊感のない人間にも理解できます。また自然の中にあり、しっかり歩くコースでもあります。合格祈願だけではなく、体を動かしリフレッシュする意味でもも一度参拝してはいかがでしょうか?