こうすれば宅建は独学で取れる! 3つのポイントとは?

11月 10, 2017

宅建士の資格を取得することのメリットとは?

宅建士とは、正式名称を「宅地建物取引士」といい、2015年から士業となりました。
その仕事内容は、「土地建物の賃貸や売買を行う当事者の仲介を行い、公正な取引を実現する」こと。
つまり、不動産の取引は一般的に高額なものとなるし、法令などの難しい話も絡んでくるので、説明を専門家(宅建士)に任せて取引の安全を図ろう、ということです。

宅建試験(宅地建物取引士資格試験)は1年に1回、10月に行われます。
毎回20万人近くの受験者を集める人気資格試験といえるでしょう。
その理由は、以下のような2つのメリットがあるためです。

・宅建士にしかできない業務(独占業務)がある → 競合相手が少ない
・宅地建物の取引を行う会社は、従業員5人につき1人以上の割合で、専任の宅建士を置かないとならない決まりがある → 就職に繋がりやすい

宅建を独学で取る場合に気をつけたい3つのポイント

「不動産投資に興味がある!」
「就職や昇給に有利だと聞いて……」
「会社から宅建資格を取れと命じられた」

このように様々な理由から宅建士の資格取得を目指す方々が、いざ受験というときに問題となるのが「どのように勉強するか」でしょう。
予備校へ通う? それとも通信講座? 独学はあまり推奨されていないようですが……。

実は、宅建はたった3つのことにさえ気をつければ、独学で十分に対処できます!
その3つとは、

・心構え
・テキスト選び
・勉強の仕方

です。
以下、独学での合格の秘訣を順にみていきましょう。

そもそも独学がダメとされる理由は?

宅建試験で独学が推奨されないのは、主に次のような理由からです。

・自分だけでやっていたらつい怠けてしまう
・市販のテキストでは学習効率がよくない
・何をやっていいかわからず勉強の時間が膨大になる

逆にいえば、これらの理由にさえ対処できれば、独学でも問題ないということです。
また独学には、自分のペースで勉強できる、苦手な部分だけを集中的に取り組める、費用が低く抑えられる、といったメリットがあります。
こうした利点を活かせば、むしろ効率を上げることもできるのですね。

心構えで怠け心を吹き飛ばそう

結論からいいますと、自分だけで勉強していて怠けてしまうようなら、通学しようと通信講座を受けようとダメです。
なぜなら、耳から聞いた知識やテクニックを記憶として定着させるには、結局自学自習が必要だからです。
講座をただ聞いているだけで必要な知識が全て覚えられるならいいのですが、なかなかそう上手くはいかないはず。

勉強を怠けてしまうのは、心構えに問題があるからでしょう。
宅建をどうしても取りたいという思いや事情があれば、独学で怠ける心配はいりません。
怠けてしまいそうだという方は、宅建資格を取る動機から見つめ直すと良いでしょう。

テキストはロングセラーと過去問で

市販のテキストは学習効率が悪い、というのは事実ではありません。
もちろん、中には余計なことの書いてある本もあるでしょう。
しかし、ロングセラーのテキストはそれだけ洗練されていますし、内容が優れているからこそ売れ続けているのです。

とはいえ、テキストとの相性もあるので、長く売れ続けている本の中から自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
代表的なロングセラーのテキストとしては、以下があります。

《テキスト・問題集》

『パーフェクト宅建 基本書』(住宅新報社)
『パーフェクト宅建 一問一答』(住宅新報社)

必要な知識は『基本書』1冊でほぼ網羅されているといえ、内容にも一定の信頼が置けるものです。
その反面、やや文章は硬めで言い回しも難解なところがあります。

・『らくらく宅建塾』(宅建学院)

赤と黒の2色刷りで文章も堅苦しくなく、具体例も豊富に示されていてわかりやすいものです。
ただ、誤字を含め、内容の一部に誤りがあるという指摘もあるため注意が必要です。

《過去問》

『過去問宅建塾 [壱]・[弐]・[参]』(宅建学院)

一見すると3冊は多いようにも思えますが、ポイントをわかりやすく示してあるほか、イメージ学習法などのアドバイスも記してあり、使いやすくなっています。

なお、これらのテキストや過去問を選ぶ際には、発行年月日に注意してください。最新版を用いる必要があります。

きちんとした勉強方法で時間短縮

勉強をきちんと行うには、宅建とはどういう形式の試験で、何が問われるのかを知っておくことが必要です。
まずは試験を実施している不動産適正取引推進機構のホームページを確認してみましょう。

http://www.retio.or.jp/exam/takken_shiken.html

宅建試験は四択問題で50問。
内容は「権利関係」「宅地建物取引業法」「法令上の制限」「税・価格」「免除科目」の5種。

これらの勉強をする上で大事なのは、まず法律用語や概念をきちんとおさえること。
そして結論だけではなく、ある制度や法律について「なぜそうなっているのか」を理解することです。

内容をつかむためには用語をおさえる必要がありますし、理由がわかっていれば応用問題にも対処できるからです。

あとは過去問を繰り返しやって頭に叩き込めば、合格は目前!
ご健闘をお祈りします。