沢の井 御影に湧く六甲の霊泉 勉強の息抜きに
はじめに
勉強の記事の合間に、ご近所の散歩コース、パワースポットをご紹介しています。きょうは阪神御影駅からすぐの霊泉「沢の井」について。こちらは仕事に、勉強に疲れた時に、ちょっと立ち寄ることができる、とっても身近なパワースポットです。実は自習空間の阪神御影店からも、2分ほどです。リフレッシュできそうなスポットですね。
沢の井のアクセス 阪神御影駅からすぐ
阪神御影駅を降り南側の出口へ進みます。線路わきの細い道を西へ進むと文房具屋さんの隣に沢の井はあります。その空間は、高架下にぽっかりと異空間として現れます。ほぼ阪神電鉄の高架下のような場所です。こんなところに名水が、と驚いてしまいます。
沢の井の由来 御影の語源はこの沢の井にあった
沢の井には、神功皇后が朝鮮半島に出兵して、その帰りに化粧のため水に姿を映したら、その姿が鮮やかに映し出されたため、おんかげ=「御影」の地名がついたという伝説が残っています。その記述は古事記や日本書紀にるそうです。
また、この地では古くからこの水を使った酒造りが盛んで、南北朝時代には、この泉の水で酒を造って後醍醐天皇に献上したところ、たいそうよろこばれた、とされています。
また献上した所、たいそうよろこ(嘉)びその酒を納めたため、その頃から近くの酒造の一族は、嘉納と姓をなのりはじめたという言い伝えがあるそうです。
井戸は柵に囲まれていて近づくことはできません。しかし井戸の手前には池があり、枯れることのないきれいな水をたたえています。
沢の井の水はとても透明度が高く、また、その色合いは青みかかったグリーンで美しいです。この色には周りの喧噪とはかけはなれた神々しさがあります。六甲山に降った雨が御影石に磨かれてこの色合いになっているのでしょう。
大峰山の深い谷筋でみることができる沢の色くらいしか、比べる色を知りません。
今は飲用できないのですが、観ているだけでも霊水からパワーをいただけるような、そんな雰囲気のあるパワースポットです。
仕事や勉強に疲れた時に、沢の井の池の前のベンチで休憩するのも、また歴史に思いを馳せるのもいいかも知れませんね。
御影旨水館までは至近距離
御影旨水館は阪神電車の高架下なので至近距離です。昔は御影市場といっていました。名前を変えるとき「沢の井の水があまりにも旨いから」と言うので、御影旨水館と言う名前に変わったそうです。御影の旨いものをいろいろ買い食いするのも楽しいですよ。
まとめ
それではまたこのようなスポットを紹介していきたいと思います。