基本情報技術者試験の勉強法「難易度別問題集」を自作する?
はじめに
基本情報技術者に合格されたKKさんに合格体験記を書いていただきました。自分だけの難易度別問題集を作るというのは、とても有効で効率的だと感じました。また、お書きいただいているように、この勉強法は、いろいろな勉強に応用できると思います。
自習空間ではこれからも、いろいろな合格体験記をご紹介していきます。
基本情報技術者試験とは(弊社記)
「難易度はやや高めですが、情報系の勉強が未経験の方でも独学での合格が可能です。 合格率は20%〜25%で推移しています。3か月~半年以上の勉強時間が必要になるケースが多いようです。手始めにITパスポート試験を受験してみることもおすすめです」
以下は、KKさんの勉強法です
1.勉強法の名前 「自分だけの難易度別問題集を作る」
2.合格した資格名 基本情報技術者
3. 勉強法の概要
どの資格にも利用できると思います。まず、その資格の市販の過去問や問題集を購入してください。
その問題集などを1周し、間違えた問題はしっかりと解答を見て理解して、チェックをしておきます。
ある程度期間を空けて、2周目を行います。今回はチェックが付いている問題だけを行い、今回も間違えた問題にはチェックを2つつけます。3週目以降も同様な作業を行っていき、全ての問題にチェックをつけることが無くなったら、その本は、自分だけの難易度別問題集になっています。
試験日が近いとき、当日などで見直すときに、自分の苦手な問題が一目で分かるので、効率よく復習ができます。
4. この方法を試そうと思ったきっかけ
この方法を試す前までは、問題集などを単純に1周、2周と回数を重ねていました。しかし既に解ける問題が多数あり、これは時間の無駄だなと感じ、この勉強方法を実践しようと考えました。
5. 試す前の成績と試してからの成績の伸び
学校の定期考査などでも実践しました。この勉強方法を実践する以前までは、無駄に勉強時間ばかりかかり、自分の苦手分野にあまり時間がさけれなかった。しかし,この勉強方法を実践してからは、自分の得意不得意な科目に合わせた時間のかけかたができ、結果では特に、苦手科目の成績向上が大きかったです。
6. 勉強に要した時間
大体1日あたり4~5時間程度の勉強をしました。
受験日の約3ヶ月前から開始しました。
7. 具体的な方法
この資格に関して具体的に記述します。
まず、過去問題集を市販で購入します。過去問題とは別で資格用の知識をつけるための本も購入します。
まずは、問題集に手をつける前に、ある程度知識が必要ですので、資格本にて知識を入れます。あくまでここでは、完璧にしなくてもいいです。
そしてその資格本を読み終えたらここから過去問題集にとりかかります。1年分解き終わり、答え合わせをします。ここで間違えた問題にはチェックでもなんでもいいので、問題文の上や左にマークを書いておきます。そして間違えた問題をここで丁寧に理解します。
その際に資格本を活用すると良いと思います。ここで資格本を活用し抜けていた知識を再度頭に入れます。また、この際にその間違えた問題に関わる周辺知識も一緒に頭に入れておくと、非常に良いと思います。
あともう1つ重要なポイントがあるのですが、正解していた問題の中で、マグレで正解したものはないかどうかを確認することです。このような問題も不正解の問題と同様な対応をした方が良いです。そのような問題は次解いたとしても必ず正解するとは限らないからです。
過去問を解き終え、見直しも終わったら、また資格本を読みます。ここでは1週目よりも時間はかけずに、過去問を解いて分からなかった範囲を重点的に勉強してください。
資格本を読み終えたら、また過去問を解きます。このときは,前回解いたときにマークがついていると思うので、その問題を解きます。答え合わせを行い、今回も間違えた問題にはマークを2つ付けます。
そしてまた資格本を読み、同じことを繰り返していきます。この勉強方法ですが、何度もやっていると、問題文とその解答を覚えてしまうと思います。それはいいのですが、その問題を解くときに、暗記していたから解くのではなく、なぜこの解答に至るのかを意識して解いてください。
8. この勉強法のメリット・デメリット
この勉強方法のメリットは、復習にかける時間が効率よくなるということです。デメリットは,既に解ける問題にはあまり手を出さないので、その問題を十分理解していないと解けなくなってしまうということです。
9. こういう人におすすめ
勉強をどのようにやっていいいのか、どの問題を取り組んでいいのか分からない人には特におススメです。主にこの勉強方法は復習する際に役立つ勉強方法なので、復習、見直しの仕方に困っている人は是非実践してみてください。
基本情報技術者 KK様 男性
文責・校正 自習空間