大学受験の勉強法 間違いノートの活用術 3つのポイントは?

11月 27, 2017

はじめに

今回は、大阪市立大医学部に合格されたM.M.さん (女性)から、間違いノートによる「間違えた原因の解明と蓄積」法という勉強法をご提供いただきました。この方法について、とても具体的に書いていただき、とても即効性があり、そして、どんな科目にも応用できるものです。

公開する意義がとても大きい勉強法だと感じました。

以下、そのまま掲載させていただきます。

大学受験の勉強法 間違いノートを使った「間違えた原因の解明と蓄積」法とは

大学受験の際に行っていた勉強方法です。

ノート1冊用意し、問題を間違えた際はどのような間違いであっても、そのノートに問題番号と間違えた原因を書いていく、という方法です。

ポイントは、「どんな間違いであっても」そのノートに記入することです。なぜなら、この勉強方法の目的は、自分の間違い原因を可視化し、次回の問題演習時や勉強時間の割き方を改善することだからです。

また、教科が違ったとしても、同じノートに分けずに記入していました。科目を横断する弱点が存在する場合があるからです。例えば、化学や数学などでは「計算間違い」という共通の誤答原因が私の場合はよく見つかりました。

間違いノート勉強法を始めたのは高校三年生の夏休み そしてB判定獲得

この勉強方法を思いついたのは、高校三年生の夏休みでした。大学受験に向けて、演習に非常にたくさん取り組んでいましたが、同じような問題を2回3回と間違えていることに気がつきました。

この状況を解決するためには、そもそもの誤答の原因を考える必要があると思い、このような勉強方法に落ち着きました。

結果として、同じような問題を間違えることが非常に少なくなりました。また、この方法を採用するまでは闇雲に勉強に取り組んでいましたが、この方法を行うことによって、自分の勉強の仕方の偏りを発見することができました。

夏休み明けの模試では、今まで取ったことのないB判定を取れ、少し安心したのを覚えています。この勉強法を使った1日当たりの時間は30分もないと思います。これは高3の夏休みから受験終了まで続けました。

大学受験の勉強法 間違いノートの具体的な作り方・使い方

*1:準備するもの

ノートを一冊用意します。サイズはどのようなものでも構いません。ただ、ずっと持ち運ぶことになるので、気になる人は、普通の大学ノートではなく、少し表紙が硬かったり、プラスチックでできているようなノートを使いと良いでしょう。

ルーズリーフ派の人は、バラバラにならないように管理できるのであれば、ルーズリーフでも全く問題ないと思います。

*2:取り組み方

2−1:準備
まず、問題集を使って問題を解いているときは、必ずそのノートを机の上に出しておいておきます。ルーズリーフ派の人は、そのルーズリーフが挟まっているファイルを出しておきます。ついうっかり、答えが間違っていたのに、このノートに書き込むのを忘れることを防ぐためです。

2−2:メモ
問題集の演習が一区切りし、丸つけをする際、誤答が見つかる度に
・教科
・問題の番号
・間違っていた原因
・次に同じ間違いを繰り返さないようにする方法
を書きます。
たとえ、間違いが大量にあったとしても、間違いの原因が全て同じであったとしても、誤答の全部をそのノートに記入します。

2−3:演習の後は、改善方法を考える
三日おきくらいに、そのノートを見直し、自分の間違いの原因の傾向を考えます。こだわりの強い人は、全間違いに対する各間違えた原因の割合などを求めても良いと思いますが、ざっと眺めるだけで、自分がどのような間違いを多くしているか気づくことができます。

また、自分が間違えた後に考えていた、次に同じ間違いを繰り返さないようにする方法(つまり改善方法のことです)が有効活用されているかどうか検討します。有効活用されていない場合は、その方法は妥当ではなかったと気づくことができ、自分の勉強の取り組み方を見直すことができます。

*3:行うときに気をつけること
ある項目が多い時は、その項目を細分化すると良いでしょう。例えば、誤答の原因のほぼ全てが「計算間違い」になった際は、
・繰り上がりミス
・数字の書き写し間違い・読み間違い
・正負の記号ミス
等に分けて考えると、次に自分がどこに気をつけるべきかわかるようになります。

この勉強法のメリット・デメリット

メリットは何と言っても、自分の勉強方法を客観的に見直すことができることです。
デメリットは、間違いの原因を考えていると、間違いをたくさんしている自分が少し嫌になってきてモチベーションが下がることです。

こういう人におすすめ

物事を論理的に進めることができる人は、間違いの原因を考えることがあまり苦ではないと思うので、この勉強方法に向いていると思われます。

逆に、すぐに落ち込んでしまう人は、この勉強方法には向いていないでしょう。間違いを記入していると、間違いを犯している自分が嫌になってきて、勉強どころではなくなってしまう危険性があります。