大学入試の勉強法 ゲーム感覚 ノルマ細分化勉強法とは?

5月 16, 2018

はじめに ドーパミン分泌で勉強依存症になろう

ゲーム依存症の疑いのある人は必見、いわば勉強依存症になる方法です。これは脳内麻薬であるドーパミンを分泌しまくる超効率的な勉強法と言えるでしょう。

今回は、東京工業大学に合格されたH.N.さんに勉強法を教えていただきました。浪人して、自習だけで偏差値30からの大幅アップは、この勉強法がなければ不可能だったでしょう。

またゲームを次々とクリアするような感覚を勉強に持ち込んだのはお見事です。スピード感と、圧倒的な集中力を維持できるノルマ細分化勉強法とはどのようなものか、以下は、H.N.さんからの投稿です。

ゲーム感覚 ノルマ細分化勉強法の概要とは

まず、勉強時間を大きく区切ります。その中で各教科に時間を区切り、さらに各ページごとに時間を区切ります。

細かく細分化されたノルマを全力でこなしていくと、いつの間にか超集中して勉強時間を最後までやりきることができるという勉強法です。

勉強の合間でだらけてしまったり、いつの間にか休み過ぎたということがなくなります。

このゲーム感覚でノルマを細分化する全力勉強法を試そうと思ったきっかけは?

この方法を試そうとしたきっかけですが、元々の自分の勉強のやり方は、ダラダラとメリハリ無く続け、かけた時間の割に成果が出ず、勉強の楽しみである、達成感が得られていない状況でした。

そこで、大好きなゲームのレベルアップと同じように、勉強をゲームと同じ方式にすることで、レベルアップを楽しんでいける方法をと考えて、編み出しました。

試す前の成績と試してからの成績の伸び

この方法を試す前は全大学E判定、偏差値30程度でした。試した後はぐんぐん成績が伸びて、最終的には目標大学A判定、偏差値60以上になりました。

一日の勉強時間は、10時間程度。この方法は一年間続けて行いました。

大学入試の勉強法 ゲーム感覚 ノルマ細分化勉強法 その詳細

それでは具体的な勉強法です。

まず、1日の勉強時間を決めます。私の場合は、朝9時から夜8時までです。これ以外の時間は一切勉強を行いません。誰になんと言われようともやりません。それ以外の時間はもちろんゲームをしていても何の問題もありません。

次に、勉強時間の中を各教科ごとに分けます。大体30分〜1時間ずつ程度で区切ります。教科を短い時間で切り替えることによって、だらけることを防ぎます。

教科が切り替わるたびに頭の使いどころが変わるため、次の教科の勉強をしている間に、前の教科で疲れた頭が回復するというメリットもあります。

オススメの教科分けですが、始めと終わりは記憶系の教科をやると良いです。記憶は繰り返し行うことで、短期記憶から長期記憶に変わります。このため、前日に行った記憶内容を朝復習することで、再度頭に刻み込まれて、しっかりと記憶することができるでしょう。

勉強時間を教科ごとに区切ったら、次に教科ごとの時間をページごとに区切ります。これは参考書のページごとに時間を細かく区切るということです。

このために、まずは3分程度で参考書を全力で勉強します。そして、この時にかかった時間を計測します。この時の時間をベースに、各ページごとに必要時間を算出します。そして、各ページをその時間内に終わらせるように集中して勉強します。

10分勉強したら1分程度の割合で休憩をします。短時間に区切るよりもまとめて休憩したいと考える方もいると思います。しかし、まとめて休憩をすると、その後勉強した際にエンジンがかかるまで時間がかかります。この時間が全くの無駄になります。

これを細かく区切ることで、集中して長く勉強を行うことができます。

加えて、報酬として休憩時間を作ります。10分でやるべき量が例えば8分で終わった場合、残り2分+本来の1分は休憩とします。このようにすることで、休憩するためにより速く終わらせようとします。これにより、もっと超集中することができます。

補足 ドーパミンは、達成感があると更に分泌を強めます。このように達成できるかどうか、ギリギリの課題こそ、ドーパミンの分泌を優位にしてくれます。いい意味での勉強依存症への近道です。(自習空間)

ゲーム感覚ノルマ細分化勉強法のメリット・デメリット

メリットとしてはとても速い速度でやるべいことが終わります。時間に追われて勉強することに慣れるため、試験の時に時間に追われても問題なくなります。

デメリットとしては、集中が続くため、頭が極端に疲労します。人によっては頭痛が起こる場合もあるかもしれません。

 

まとめ

ゲームのレベルアップが好きな人や、小さいタスク(作業)をスピードをもってやることが好きな人にとても向いています。また、時間が区切られていないとダラダラしてしまう人には、今までとは全く違う勉強スピードを体感してもらえると思います。