税理士試験勉強法 理論対策は細切れ時間を毎日つくるとは?

5月 16, 2018

はじめに 税理士試験のオリジナル勉強法

今回は、税理士試験に合格されたY.H.さん(女性)の勉強法をご紹介します。でも、税理士試験はこれだけで合格できるほど甘い試験ではないです。各科目勉強時間1000時間以上は必要とされる難関資格です。

しかし、子育てをしながら時間を作っていって合格した彼女の姿勢はとても参考になると思います。

税理士試験の合否を左右するのは理論暗記の成否だと言っても過言ではありません。しかし理論は、本試験当日に暗記した理論が書けるという事は当然のことで、本試験までに理論暗記の学習をどの様に進めることが出来るのか、そのプロセスが、合格の成否を非常に大きく左右します。

手始めに、覚えにくい時は、個々の論点の、タイトル・サブタイトルと同時にまず「最初の一言目」だけ記憶してしまうものおすすめです。一言目が出ると、引っ張られて次々と暗記した理論が出てきます。

さて、それでは、以下は、税理士試験に合格されたY.H.さんの勉強法です。

税理士試験勉強法の概要 理論対策にピッタリ

税理士試験は一般的には理論の筆記問題と計算問題が出題されます。苦手な方が多い理論の記述問題について合格への秘訣をお伝えします。

理論問題の勉強方法は必ず、毎日、細切れの空いた時間を使うことです。休日に2時間時間をとって勉強しよう、などと考えてはいけません。「毎日」でないと意味がありません。

10分でもいいので、空いた時間に必ず毎日、もしくは毎日に近い頻度で理論を口に出して言うことが大切です。口に出せなくても頭の中で唱えてください。1日10分これが、合格への鍵です。

短時間勉強法 短い時間の積み重ねこそが実力に きっかけは育児

当時、私は当時小さな子供の子育て中でした。夜泣きはする、頻繁にやってくる授乳の時間、睡眠不足。まさに育児に手がかかりっきりでした。

そんな中唯一、子供がお昼寝をする時間、この貴重な時間に、集中して勉強するしかありませんでした。これがきっかけで始めたのが10分間勉強でした。

この頃やっていたこの、短時間勉強法こそが、毎日の積み重ねの大切さを教えてくれました。

休日には旦那に育児を任せ、1日勉強の日に充てようと、5.6時間時間を確保していましたが、逆に時間がありすぎてなかなか集中モードには入れませんでした。

しかし、この10分間勉強を、1ヶ月続けた頃から、実力に繋がっていきました。

税理士試験の勉強法 理論対策は細切れ時間を毎日つくる 具体的勉強法とは

税理士試験は一年に一回の試験です。長いスパンで勉強を続けられるかにかかってきます。そんな中で途中息切れをすることがあると思います。

そんな時。この1日10分、毎日理論を唱える、細切れの空いた時間を、活用する勉強方法はかなり効率がいいと思います。

仕事、家事など日々の生活の中で疲れてしまい、勉強できない時でも、お風呂上がりドライヤーで髪を乾かしながら理論を見ながら声に出して読む。トイレの時間に読む、これだけでいいのです。

スマホをみてネットサーフィンする時間が5分でもあればその時間を理論を読むことに充ててみてください。

いかに毎日の積み重ねが大切かがわかります。長時間時間をとって法律の条文を覚えようだなんて時間の無駄です。

毎日10分でもいいので、記憶を少しずつ定着させていってください。このとき少しコツがあります。

やみくもに丸暗記は絶対しないでください。時間がもったいないのです。法律の条文を自分の言葉で嚙みくだきながら、そこに使われている法律用語の意味を理解しながら、自分の言葉で何についての説明なのかを考えながら、具体的に場面をイメージしながら条文を読むと、更に記憶が定着します。

そうやって、少しずつ少しずつ覚えている範囲を増やしていけばいいのです。

無理にたくさん覚えようとしないことです。記憶の定着を自分自身でかみしめながら、少しずつ量を増やしていってみてください。

条文一言一句そのとおりに書かなくてもいいと私は思っています。条文の意味を理解していて似たような表現ができていれば、点数になると私は考えています。

そうして、徐々に記憶を定着した範囲を増やしていくと、今度は頭の中で条文がスラスラでてくる状態になってきます。ここまでくればもう、あと一踏ん張りです。記憶に定着させたものを忘れてしまわないように、毎日の積み重ねで頭の中で唱えていってください。

この勉強法のメリット

メリットは、頭の中で条文を唱えるので、手で書いて覚えない分、時間が短縮できます。手でいちいち書こうとすると大量に時間がとられてしまいますが、この方法なら5分でも有益な勉強ができます。

まとめ こういう人におすすめ

時間がない人、勉強する時間が限られている人にオススメです。電車通勤などで通勤時間が10分以上ある人にもオススメです。

少しずつ覚えた理論を頭の中繰り返し唱えるだけなので、何をしているときでもできます。歩いているとき、お風呂に入っているときいつでも少しの細切れの時間があればできます。